2010年 10月 28日
フランスチュニジア旅行4日目その2 |
午後からの予定は4WDで砂漠へ向かうのであるが、
その前に腹ごしらえだ。
おっとその前にもっと大事な事が(笑)
-----
さて、約束の時間も大分過ぎ、ホテルに戻ったわしたちにレセプションのお姉さんは、
「次のエクスプロレーション2時間後にしておいたからね」と言った。
なんとまあ、仕事の出来るやつなんだ、君は!偉いぞと感心してしまった。
日本人のサービスのように痒いところに手が届く人なのだ。
こういう人が働いているホテルはきっとこれからも栄えていくだろう。
妻は良いホテルを見つけたもんだ。。。
わしはもうこの時点でノックアウト、また来たいと思った。
感心ついでに妻が何か頼みごとをしている。
なんでもセブンエアのトズールまでの航空券を日本のチュニスエアで購入したとき、
現地のオフィスあてにリコンファーム必須だとメールでも念を押されたのだ。
でも今のこの世界、まだリコンファームなんて必要とするところがあるんだねと妻が首をかしげていたのだが、
日本でチュニジアまで電話したときに誰も電話に出なかったため、
「まあ現地で確認するしかないね」と言っていた。
それでお姉さんに帰りのフライトの確認を電話してくれないかと頼んでいたのだ。
しかし彼女が電話しても誰も出ない。
空港で確認したほうがいいわよとタクシーを手配してくれて空港まで行くことになった。
で空港に行ったら、「コンピュータで取ってるんだから確認なんて必要ないです」の一言。一体なんなんだ(笑)
でもまあこれで安心して観光に没頭できる。
ホテルに戻りジープが迎えに来る間、
ランチを取ることにしてお勧めのレストランを聞いてみる。
「ここを出てね、右に曲がったら広い通りがあるから少し歩くと右側にあるわよ」
との説明。
どのくらい?と聞くと「すぐよ」との答え。
日差しが出ていても寒かったパリに比べてトズールは夏の陽気だ。
ざらっとした道を日に照らされながら歩く、歩く。おかしいなあ、もうあるはずだけど。
きっと行き過ぎたんだよ、戻ろうよと妻に言うと「もうちょっと行ってみよう」との答え。
絶対ないよとぶちぶち思いながら行くとそのレストランはあった(笑)
チュニジアの人の距離の感覚は日本人のそれとまるで違うのだ。
この事は後日も思い知らされた。
入ると誰もいないが、にこにこと白い帽子のおじいさんがメニューを持ってきた。
でもアラビア語とフランス語併記でてんで分からん。
店内の様子
妻がなんとか解読しておじいさんに伝えたところ、「それよりもスペシャリテがある」と薦める。
もちろん薦めるほうを選ぶ。
妻は「肉は駄目だけど魚はオッケ。チュニジアンサラダを付けてね」みたいなことを言っている。
肉はもちろん、羊。つぼ焼き。
魚はハーブを利かせた塩焼き。
チュニジアンサラダとは、トマト、きゅうり、オリーブの実、たまねぎ?、ピーマン、パプリカを細かく刻んだものにオリーブオイルと塩で味付けしたもの。
実にシンプルだがすごく旨かった。
しかし付け合せのパンは旨くなかった(笑)
一緒に付いてくるハリッサという辛みそのようなものをなんにでも付けて食べるらしい。
これは妻が大好きらしい。
パンと一緒に最初に出された。オリーブの塩漬けとハリッサ
チュニジアンサラダ。これお気に入り。
妻が注文した魚料理。
わしが注文した壷焼き料理。
割ってみると羊肉と野菜。
肉はとても柔らかくて美味しかった。
腹もいっぱいになったところで店から出たら、白い帽子のおじいさんが追いかけてきた。
お金が足りなかったようだ(笑)レシートを持っている。
ちゃんと払ってチップも2D置いてきたのにおかしいなあと思ってみると、
やはり払った数字と合っている。でもおじいさんの思っている金額とは違うらしい。
計算するとおじいさんの言うとおりであったが、合計しか見ていないわしらはおじいさんの数字の書き方に癖があり、1と書いてあったと思ったものは5であったのだ(笑)
さすがに「あれは読めないよな」と二人で言いながらてれんてれんと歩いていると
「乗れよ」とぼろの車が寄ってきた。
あまりにスムーズに横付けされたのであのグッジョブのお姉さんが時間も無いのでてっきり迎えを寄越したのだと思ったのだ。
当たり前のように乗りホテルまで戻った。運転手はホテルのお姉さんと話をしていた。
わしらはてっきりこの人が昼からのガイドだと思っていた。が違ったみたい(笑)
いったん部屋に戻り支度をして、ロビーに戻るとガイド運転手がいない。
とりあえずお姉さんに「迎えまで手配してもらってありがとう」と妻が言うと
「あっあの人全然関係ない人よ」と言うではないか。
えっ・・・???
なんて親切なんだ、チュニジア人。(という事にしておこう)(爆)
さてジープが迎えに来て、オアシスの村めぐりだ。
トズールを抜け、砂漠の中の一本道を走る。
野生のらくだがいる。
ほどなく、かなたに湖のようなものが。これが蜃気楼なんだな。
砂漠の中を水を求めて歩いても歩いてもたどり着けないあれだな。
シエピカの村。フランス人の団体が結構いる。麓の廃墟から小高い岩山に上り、
泉まで降りてくるハイキングコースとなっている。
ハイキングの途中におきまりの子供たちが「1ディナール」とまとわり付く。
あまりしつこくもなく、あきらめると何人かで遊び始めるのだがそのうちの一人がいつまでもついてくる。
仕方ないので写真を撮ってもらい彼の仕事とする。
泉に下りると今度は鉱石売りがうるさい。
「10ディナール」とかうるさいので「1Dなら買う」と言うとあっさり了承。
これは。。と思って帰国後その石をタワシでこすったらみるみる色が落ちた(爆)
持ち帰った石は、山梨の博物館にあるようなきれいなアメジストそのものなのだが、
色を落とすと水晶のようだ。
まあ1Dなのでお土産にその土地の石を拾ってきたと思えば悔しくもない。
しかし、きれいに塗るものだ。この手間だけでも1Dの価値はありそうだ。
そこからここやら、ここの撮影スポットを経て、タメルザへ行く。
道路沿いにあるホテルは一日コースで行くとランチも取れるようになっているらしい。
向かい側には洪水で廃墟となったベルベル人の廃村がある。
今度来るときはこのホテルに泊まってみたい。
最後はミデスの村。ここは映画イングリッシュペイシェントの舞台になったところだ。
渓谷に見覚えがある。
ここで彼女は彼の助けを洞窟内で待ち続け、死んでいったのだな。
そしてこの山の向こうはアルジェリアだ。
帰る途中で滝に寄った。砂漠の地に貴重な水である。その水はとても澄んでいた。
日常とはかけ離れた半日の旅だった。帰り道では砂漠に沈むサンセットも見られた。
さあ、明日はまた移動だ。
砂漠は凄いぜ。もひとつ凄いのは回りに何も無い砂漠だが携帯が通じる(驚)
周りに障害物が無いからといえばそれまでだが(笑)
その前に腹ごしらえだ。
おっとその前にもっと大事な事が(笑)
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さて、約束の時間も大分過ぎ、ホテルに戻ったわしたちにレセプションのお姉さんは、
「次のエクスプロレーション2時間後にしておいたからね」と言った。
なんとまあ、仕事の出来るやつなんだ、君は!偉いぞと感心してしまった。
日本人のサービスのように痒いところに手が届く人なのだ。
こういう人が働いているホテルはきっとこれからも栄えていくだろう。
妻は良いホテルを見つけたもんだ。。。
わしはもうこの時点でノックアウト、また来たいと思った。
感心ついでに妻が何か頼みごとをしている。
なんでもセブンエアのトズールまでの航空券を日本のチュニスエアで購入したとき、
現地のオフィスあてにリコンファーム必須だとメールでも念を押されたのだ。
でも今のこの世界、まだリコンファームなんて必要とするところがあるんだねと妻が首をかしげていたのだが、
日本でチュニジアまで電話したときに誰も電話に出なかったため、
「まあ現地で確認するしかないね」と言っていた。
それでお姉さんに帰りのフライトの確認を電話してくれないかと頼んでいたのだ。
しかし彼女が電話しても誰も出ない。
空港で確認したほうがいいわよとタクシーを手配してくれて空港まで行くことになった。
で空港に行ったら、「コンピュータで取ってるんだから確認なんて必要ないです」の一言。一体なんなんだ(笑)
でもまあこれで安心して観光に没頭できる。
ホテルに戻りジープが迎えに来る間、
ランチを取ることにしてお勧めのレストランを聞いてみる。
「ここを出てね、右に曲がったら広い通りがあるから少し歩くと右側にあるわよ」
との説明。
どのくらい?と聞くと「すぐよ」との答え。
日差しが出ていても寒かったパリに比べてトズールは夏の陽気だ。
ざらっとした道を日に照らされながら歩く、歩く。おかしいなあ、もうあるはずだけど。
きっと行き過ぎたんだよ、戻ろうよと妻に言うと「もうちょっと行ってみよう」との答え。
絶対ないよとぶちぶち思いながら行くとそのレストランはあった(笑)
チュニジアの人の距離の感覚は日本人のそれとまるで違うのだ。
この事は後日も思い知らされた。
入ると誰もいないが、にこにこと白い帽子のおじいさんがメニューを持ってきた。
でもアラビア語とフランス語併記でてんで分からん。
店内の様子
妻がなんとか解読しておじいさんに伝えたところ、「それよりもスペシャリテがある」と薦める。
もちろん薦めるほうを選ぶ。
妻は「肉は駄目だけど魚はオッケ。チュニジアンサラダを付けてね」みたいなことを言っている。
肉はもちろん、羊。つぼ焼き。
魚はハーブを利かせた塩焼き。
チュニジアンサラダとは、トマト、きゅうり、オリーブの実、たまねぎ?、ピーマン、パプリカを細かく刻んだものにオリーブオイルと塩で味付けしたもの。
実にシンプルだがすごく旨かった。
しかし付け合せのパンは旨くなかった(笑)
一緒に付いてくるハリッサという辛みそのようなものをなんにでも付けて食べるらしい。
これは妻が大好きらしい。
パンと一緒に最初に出された。オリーブの塩漬けとハリッサ
チュニジアンサラダ。これお気に入り。
妻が注文した魚料理。
わしが注文した壷焼き料理。
割ってみると羊肉と野菜。
肉はとても柔らかくて美味しかった。
腹もいっぱいになったところで店から出たら、白い帽子のおじいさんが追いかけてきた。
お金が足りなかったようだ(笑)レシートを持っている。
ちゃんと払ってチップも2D置いてきたのにおかしいなあと思ってみると、
やはり払った数字と合っている。でもおじいさんの思っている金額とは違うらしい。
計算するとおじいさんの言うとおりであったが、合計しか見ていないわしらはおじいさんの数字の書き方に癖があり、1と書いてあったと思ったものは5であったのだ(笑)
さすがに「あれは読めないよな」と二人で言いながらてれんてれんと歩いていると
「乗れよ」とぼろの車が寄ってきた。
あまりにスムーズに横付けされたのであのグッジョブのお姉さんが時間も無いのでてっきり迎えを寄越したのだと思ったのだ。
当たり前のように乗りホテルまで戻った。運転手はホテルのお姉さんと話をしていた。
わしらはてっきりこの人が昼からのガイドだと思っていた。が違ったみたい(笑)
いったん部屋に戻り支度をして、ロビーに戻るとガイド運転手がいない。
とりあえずお姉さんに「迎えまで手配してもらってありがとう」と妻が言うと
「あっあの人全然関係ない人よ」と言うではないか。
えっ・・・???
なんて親切なんだ、チュニジア人。(という事にしておこう)(爆)
さてジープが迎えに来て、オアシスの村めぐりだ。
トズールを抜け、砂漠の中の一本道を走る。
野生のらくだがいる。
ほどなく、かなたに湖のようなものが。これが蜃気楼なんだな。
砂漠の中を水を求めて歩いても歩いてもたどり着けないあれだな。
シエピカの村。フランス人の団体が結構いる。麓の廃墟から小高い岩山に上り、
泉まで降りてくるハイキングコースとなっている。
ハイキングの途中におきまりの子供たちが「1ディナール」とまとわり付く。
あまりしつこくもなく、あきらめると何人かで遊び始めるのだがそのうちの一人がいつまでもついてくる。
仕方ないので写真を撮ってもらい彼の仕事とする。
泉に下りると今度は鉱石売りがうるさい。
「10ディナール」とかうるさいので「1Dなら買う」と言うとあっさり了承。
これは。。と思って帰国後その石をタワシでこすったらみるみる色が落ちた(爆)
持ち帰った石は、山梨の博物館にあるようなきれいなアメジストそのものなのだが、
色を落とすと水晶のようだ。
まあ1Dなのでお土産にその土地の石を拾ってきたと思えば悔しくもない。
しかし、きれいに塗るものだ。この手間だけでも1Dの価値はありそうだ。
そこからここやら、ここの撮影スポットを経て、タメルザへ行く。
道路沿いにあるホテルは一日コースで行くとランチも取れるようになっているらしい。
向かい側には洪水で廃墟となったベルベル人の廃村がある。
今度来るときはこのホテルに泊まってみたい。
最後はミデスの村。ここは映画イングリッシュペイシェントの舞台になったところだ。
渓谷に見覚えがある。
ここで彼女は彼の助けを洞窟内で待ち続け、死んでいったのだな。
そしてこの山の向こうはアルジェリアだ。
帰る途中で滝に寄った。砂漠の地に貴重な水である。その水はとても澄んでいた。
日常とはかけ離れた半日の旅だった。帰り道では砂漠に沈むサンセットも見られた。
さあ、明日はまた移動だ。
砂漠は凄いぜ。もひとつ凄いのは回りに何も無い砂漠だが携帯が通じる(驚)
周りに障害物が無いからといえばそれまでだが(笑)
by masaeqb
| 2010-10-28 21:04
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